いつもお世話になっています。
札幌中央卸売市場の
青果(野菜、果物)仲買、
木内商店のカズです。
本日7月4日の記事ですが、
やっぱり何にもなかった
ということで…
それってどういう意味?!
市場の仲卸の人は朝市場に
到着すると先ずセリ場の
チェックをします。
解っていました。
北海道外の野菜相場が
高いこと
解っていました、雨で畑での
作業がしにくかったこと
セリ場スッキリ見晴らし良好
これが
やっぱり何もなかった!
というやつです。
注文もありましたが
事前に相場が高騰
するのも知って
いましたので
スケジュール的に
前から聞いて
いなかった注文
(コンテナ積等)に
ついては価格高騰を
伝えたうえで
数量確保は・・・
多分無理な旨を
伝えていました。
結局、
そのとおりに
(予想を超えて)
無理となっていました。
(価格の制限が無い
注文については
ある程度は
受けていました。)
今年は野菜が全般的に
高いです。
6月の低温、
6月の後半の高い
雨量など悪条件が
重なり
胡瓜やトマトなどの
夏野菜の生育不良を
招いています。
他にも野菜の産地
である九州の水害は
慢性的に玉葱や芋の
価格を押し上げて
いる状況です。
キャベツや大根なども
例年よりも慢性的に
高い状況です。
そんなわけで
札幌中央卸売市場、
7月初旬のセリ場は
スカスカです。
ここで疑問に
思われる方もいます。
高騰が解っているなら
沢山買って
持っておいて安く頂戴!!
ハイ!ある程度、
高騰は
わかっていたので
いつもより在庫は
持っていました。
あきらかに相場より
安くお渡ししても
いました。
でも、なま物なので
沢山は持てません。
良いタイミングの
仕入れが
必要になります。
相場うんぬんよりも
注文品の確保も
大切です。
高値がしばらく続くと
安値での対応が
難しくなるという
ヤツですね。
キチンと
考えながら
やっていますので
宜しくお願いします。
場当たり的にやれば
楽なのでしょうが、
やはり
常にお客様に相場を
説明もせずに
(考えもせずに)
『今日は高かったから
○○○円です』
では厳しい見方を
するなら
お客様に対して
相場の読みの甘さの
責任をとらせている
となります。
( ̄Θ ̄;)珍しく今日は
真面目な話か!
相場の動向、読みは
いつも当たるわけでは
無いですが、
いつも真面目にやって
いますので
これからも宜しく
聞いてあげてください。
そんなこんなで
お願いします。
北海道は札幌の
カズでした。